IMG_4446.JPG

そらうみサイクリングの代表の熊谷義弘と申します。
宮城県石巻市で、スポーツバイクプロショップ「クマガイサイクル」を経営しています。
石巻で育ち、自転車が好きで石巻市内にあるチェーンのサイクルショップに勤務していましたが、東日本大震災の後の2015年に独立して、ロードバイクを中心に扱う自分の店を構えました。

■震災の時のこと
地震が起きた時はサイクルショップで仕事中で、自宅に置いてきた愛犬のジェイソンが心配になって迎えに行ったところに津波に襲われました。そのまま家ごと2〜3km流されたのですが、石巻市内を流れる北上川の「中瀬」と呼ばれる島のようなところに流れつき、なんとか無事でした。
その日は勤務先に近くに停めてあった車のところに戻り、ジェイソンを抱えて一緒に夜を過ごしました。

■石巻には、自分のやりたいことを見つけるチャンスがある

 〜自分の店を持つことにチャレンジ!


自分自身も含め大きな被害を受けた石巻ですが、震災後たくさんの人が支援に入ってくれたおかげで、石巻は再び立ち上がることができました。
そして、震災の後の取り組みの中で、どうせ作るなら新しい未来を創ろう!、と

新しいことや今までの石巻とは違うようなことにチャレンジする人が増えたように思います。


自分自身も、以前から考えていた「低価格で競争するような自転車店ではなく、自転車好きのニーズに応えられるようなスポーツバイクを専門に取り扱う店を作りたい!」という想いを実現してみたいと思うようになり、自分のショップを持つことにチャレンジすることにしました。

お店は、仲間たちと一緒に半分手作りで作りました。

 

一人でやっているのでいろいろ大変ですが(笑)、今はとてもやりがいを感じています。

石巻では震災後に「ツール・ド・東北」などの大きなサイクリングイベントが開かれるようになって、ロードバイクを乗りに来る人や、新たにはじめる人が増えてきていて、メンテナンスやチューンナップの需要が増えてきています。
一方で「町の自転車屋さん」がどんどんなくなっているので、自分がクマガイサイクルをはじめたことでたくさんの人に喜んでもらえるようになりました。

チャレンジして良かったな、と思います。

震災という悲しい出来事がありましたが、石巻は自分のやりたいことにどんどんチャレンジできるような面白い場所になっている、と感じています。

もっとこの地の魅力をたくさんの人に知ってほしい
大型イベントなど、たくさんの人が来てくれる「きっかけ」ができたので、この流れをいかして、年間を通じて何度もサイクリングに来てくれるようなことができたらな、と思うようになりました。

石巻や牡鹿半島は、海に囲まれていて山も近いので、すごくきれいな景色がたくさんあったり、新鮮で美味しいものがたくさんあります。

特に「食」のレベルはメチャクチャ高いと思います。自分の同級生にも料理人や飲食店をやっている友達が何人もいますが、皆とてもこだわったすごい料理を出しています。

「人」という面でも、面白い人がたくさんいたり、新しいことにチャレンジしている人が集まっているように思います。

 

そこで去年地元の仲間たちと、もっとこの地の魅力をたくさんの人に知ってほしいと思い、「そらうみサイクリング」を立ち上げました。

 

食や人や暮らしなどのローカルと、景色やコースなどの環境の両方が、どこの地域にも負けないくらいとても魅力的な場所だと思っているので、ぜひたくさんの人に知ってもらって、好きになってもらえたらな、と思っています。

 

自転車の魅力は、歩きやランより全然遠くに行けること、車やバイクだと気づかないちょっとした魅力をゆっくり感じることができることだと思います。自分で漕いで、自分で移動するサイクリングで、石巻や女川・牡鹿半島をめぐって、楽しんで、この地を好きになってくれる人がもっともっと増えたら!と思っています。

■アップダウンの多いコースだから、Eバイクのレンタルも用意しました
牡鹿半島のコースは、アップダウンが繰り返す半島特有の地形なので、初心者にはちょっと厳しめのコースでもあったりします。
そこで、最近日本でもブームになりつつあるスポーツバイクタイプの電動アシスト自転車「Eバイク」を用意しました。

準備にあたっては、クラウドファンディングでたくさんの方にご支援いただき、4台も揃えることができました!

 

Eバイクなら、カップルで脚力が違っても、女性がEバイクを使えば同じ距離を一緒に走れます。
「アップダウンはちょっと無理」と思っているシニアのライダーでも楽しく走ってもらえると思います。

ビギナーの人にはちょっと厳しいかなと思うようなコースや、ちょっと長い距離のコースもおすすめできるようになるし、

サイクリングでの行動範囲が広がって、行けるところやコース設定の幅が広がって、さらにたくさんの人にこの地の魅力を多く伝えられるようになるんじゃないかな、と思っています。

ぜひ「そらうみサイクリング」で、石巻や女川・牡鹿半島を感じてみてください。